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 岸岳城跡は、唐津市北波多と相知町の境にそびえる岸岳山頂にあり、唐津城から南へ約10kmに位置する中近世の山城です。南北朝時代(1336〜1392年)に力を蓄え、戦国時代には上松浦党の盟主として活躍した、波多氏の居城として知られています。
 岸岳は“鬼子嶽“と表記されることもあり、昔から鬼が住んでいたという伝説もあります。

 戦国時代(1603年以降)に入ると北波多一帯も唐津藩初代である寺沢氏所領となり、この時に、堅堀や堀切を多用した土造りの城を、石垣造りに大きく作りかえたようです。

 当時の状況や岸岳城とセットとなる獅子城(厳木町浪瀬)の発掘成果から考えると、遅くとも1630〜1640年頃には破却(意図的に城を破壊する)され、廃城になったようです。

岸岳城遠景

獅子城遠景