唐津焼発祥の里 北波多
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 北波多は唐津焼発祥の地で、現存するものとして日本最古の割竹式登窯です。

 古唐津と称する天下の名器は岸岳焼と呼ばれ室町時代に当地にて創始されました。
 歴史が香る、花が咲く、河童が棲む。
 北波多は歴史と文化が織りなす自然にあふれたところです。
 江戸時代初頭、慶長9年(1604)の肥前国絵図に見える波多村は、程なくして徳須恵村・田中村・稗田村の3つの村に分割されますが、その後は江戸時代を通じて、徳須恵・大杉・岸山・稗田・志気・行合野・田中・竹有・山彦・下平野・上平野・小平野・成渕の13ヶ村で安定しています。
 明治12年(1879)に郡区町村制が導入され、北波多地区は、徳須恵村など16ヶ村で構成されることとなりましたが、明治14年に石志が鬼塚村に編入、明治17年に菅牟田・重河内の2村が唐津村に移管、同年小平野村が上平野村と合併し、最終的には明治22年4月の市制・町村制施行により北波多村が誕生しました。
 この間の事情については、昭和18年刊行、井手博生氏編纂の『北波多村郷土史』に、「本村は明治22年町村制実施に当り、旧来の戸長役場管域たる徳須恵外12ヶ村を某名称のまま大字とし、新に北波多村と名称せられたるも、・・・当時我郷土の開祖たる波多氏の威武を偲びて波多村と称せんとせしが、隅々隣村井手野村戸長役場管域においてもまた波多村と名称せんこと欲し双方譲らず。ついに南北を冠して南波多、北波多と分称するに至れり。」とあり、「波多」の名について、地域住民の強い愛着のあったことが察せられます。
 北波多(きたはた)は、佐賀県唐津市の中南部に位置しています。
 合併前は東松浦郡に属していました。

 2005年1月1日に唐津市・(玄海町・七山村を除く)東松浦郡の計8市町村で合併(新設合併)し、唐津市の一部となりました。
(2006年七山村も唐津市に編入されました)

面積 26.58km2
総人口 4,448人(2015年11月末日)
北波多の木
北波多の花

 唐津市北波多の南部、志気地区は伊万里市と境界を接し、標高80メートル前後の丘陵地帯であり、水稲を中心に本村の特産物である「茶」・「梨」を作付しています。

茶畑

 JAからつ管内は佐賀県下有数の“お茶どころ”です。栽培面積は108ヘクタール、嬉野町に次いで第2位の生産地です。
特に北波多地区は、県下有数の茶の産地となっており、丘陵地には茶畑の風景が連続しています。
山麓の清涼な空気に育まれた茶の木から摘まれた若葉は、北波多茶(唐津茶)として貴重な特産品の一つとなっています。

 お茶に含まれる成分
   フッ素サポニン・カテキン・ビタミンC・
   ミネラル・カフェイン



果樹栽培

 北波多地区はお茶とともに果樹栽培が盛んな地区です。市の東部、南東部の山地、丘陵地では、斜面を利用した果樹栽培が盛んで、その中には梨狩りなどのレジャー農園も見られます。梨の栽培地は北波多地区志気の山中に位置しており、肥沃な土地、生活廃水などの影響を受けていない天然水で育った梨は風土豊かです。
 
 生産品種
   幸水・豊水・新高・王秋・愛宕 
   露地栽培では8月より店頭に並びます。

 梨の話
 梨は古来漢方では薬効のある果物とされ、利尿作用や解熱作用、喉の渇きや痛みを癒す作用があると言われています。高血圧症の方には体からナトリウムを排出するカリウムが含まれています。また消化促進効果があり、朝食べる果物としては最適です。




北波多村史(全4巻)
  通史Ⅰ編
  通史2編
  民族・集落誌・民族 編
  資料編
  1冊¥2,500-(税込)

唐津市北波多市民センター


所在地
 〒847-1292佐賀県唐津市北波多徳須恵1097番地4
 TEL 0955-53-7130
 FAX 0955-64-3125

施設概要
 【開庁日】月曜日~金曜日(祝祭日・年末年始を除く)
 【定休日】土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始
 【利用時間】午前8時30分~午後5時15分

 
 


〒847-1201 佐賀県唐津市北波多徳須恵1097番地4
唐津市北波多市民センター 総務教育課内

唐津焼の里育成協議会
TEL.0955-53-7130